通勤用に使っているミニベロがタイヤ交換の時期を迎えたタイミングで、どうせなら軽量化してあげようかと努力してきましたが、もう一つ肝心な作業が抜けていますね。
そう、リムバンド、リムテープ、リムフラップなどと呼ばれているのは如何したのか?
ママチャリはホイール構造の違いにご注意を!
これまで散々スポーツ自転車のタイヤ交換をしてきた訳ですが、ここで大衆車のホイールを見たらその構造の違いに少し戸惑ってしまいました。
如何やら、シングルウォールとダブルウォールの違いがあるらしい。
シングルウォールはママチャリなど大衆車で多く使われているリムの構造で、リム断面が一枚の板から成形されているのが特徴。
この為、スポークとリムを結合するパーツ、ニップルの頭がリム内に飛び出している。
これに対してダブルウォールはスポーツ自転車などで多く採用されているリムの構造で、リム断面がパイプ状となり強度と軽さを実現しているとの事。
その構造上ニップルの頭はリム内に埋もれ、代わりにニップルホールと呼ばれる穴が開いているのが特徴だが、高価なホイールになるとニップルホールが無いモデルもある。
実は、このシングルウォールと言うのが鬼門らしい。
実際に、Amazonで20インチ用のリムバンド、リムテープを検索してみると。
と、パナレーサーのポリライトぐらいしかヒットしません。
これって、商品レビューの画像でシングルウォールに使っている方がいましたが、商品の取扱説明書をよく読むと「本製品はシングルウォールのリムには使えません。」と明記されています。
軽量と言う謳い文句に誘われて、思わずポチってしまうところでした...
シングルウォールに対応したリムテープを探す
では、シングルウォールに対応し尚且つ軽量インナーチューブをシッカリとガードしてくれそうなリムテープは無いのかと検索してみると、ちゃんとあるではないか!
今回採用したチューブと同じメーカーであるシュワルベからハイプレッシャーリムテープと言う商品が販売されていました。
何故かAmazonでは20インチの取扱が無いのだが、FB18-406(¥275-)が存在します。
こちらは、ニップルヘッドからチューブをガードしますと記載がありました。
つまり、シングルウォールでも問題無いと言う事ですね。
因みに重量は18g、ブチルのゴムバンドが25gなので若干ですが軽くなりました。
と言う事で、実際に装着してみるとシッカリとした質感で、軽量インナーチューブを守る役目を安心して任せらそうです。
リムのセンターにハメるのにちょっと苦労しましたが、マイナスドライバーなどで上手く誘導してあげればセンターに落とし込めるでしょう。
また、バルブ穴も仏式が基準なのか小さ目なので、米式だと難儀します。
こちらも、マイナスドライバーなどで少しテープを浮かせてバルブをテープに通してからリムに押し込むと上手くいきました。
最後に
大衆車で軽量なインナーチューブを使うには、その繊細なインナーチューブをシッカリとガードしてあげないと本末転倒な結果になる事でしょう。
これにて、「ホームセンターで売られている自転車を軽量化する」は完結です。
スポーツ自転車の様にクイックリリースやスルーアクスルと言った機能が無い大衆車、出来る事なら一回の作業で片付けたいところを今回は三回もやってもうた。
特にリアホイールはバンドブレーキを解除しないと外れないので、かなり面倒いです。
まぁ、段取りが悪いと言うか、思い付きで行動しているのが悪いのか。
同じ様な事を考えている方の参考になれば幸いです。