自転車好きのこそっとした話な

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実は優秀だったフルクラムの鉄下駄ホイール、Racing 800DB

ピナレロが納車され僅か10km程度の試走でお蔵入りとなってしまった純正ホイール、フルクラムのレーシング800DBを今更ながら使う事にした。

 

と言うのも、試走の翌日に交換したPrimeのRace Discが予想以上に高速巡航が苦手な様でガックシ...

 

denzo689.hatenablog.jp

 

Prime Race Discの弱点

アルミのクロスバイクに履いていた時はさほど気にならなかったけれど、ピナレロに履かせてみたら流石にその違いとやらが鮮明に浮き彫りとなってしまいました。

 

やっぱし、巡航の速度域が違うから仕方ないところだろう。

 

その中でも斜度の変化に対応しきれずに、緩斜面が大の苦手で話にならない。

 

普段ならリアのギアを一、二枚変える程度でかわしていた何ちゃ無いアップダウンがリアのスプロケを使い切るくらいしんどく感じていた。

 

一気に加速感が消えて脚への負担が重くなる感覚がハンパないのである。

 

まるで初心者の頃を思い出す嫌な感じはギアが何枚あったところで足りないだろう。

 

そんな調子だからリズムが悪いって言うか、脚に合わないって言うか、走っていても全く楽しくなくて最近はちょっとイラッとする瞬間が多くなっていた。

 

まぁ、二諭吉のホイールに期待したところでオチはこんなもだろうが...

 

軽さが正義とは言い切れない

にしても漕ぎ出しはメッチャ軽く、クロスバイクとかならかなりイケているホイールと勘違いしてもおかしくは無い代物だ。

 

前後セットで1,640gってのはディスク用のホイールとしてはかなり軽い方かと。

 

だが、このホイールはどこか間違っている様な気がしてならない。

 

同じPrimeでも同じハブを使い同じ程度の重さであるBarouder Discと比べてみても手にした瞬間に感じる重量感と言い、走っている時の剛性感と言い明らかに何かが違う。

 

だからこそ、クロスバイクにはBarouder Discを履かせているのだけれどね...

 

では、PrimeのRace Discのどこが駄目なのだろう?

 

そう考えた時に思い浮かんだのがリムハイトの違い、低いウォール構造に長いスポークが剛性感の足りていない理由なのではと考えた。

 

実際にBarouderとRaceではリムハイトに10mm以上の差があるから。

 

その結果、もしかして軽量でリムハイトが低いホイールより重くてもリムハイトが高いホイールの方が優秀なのではと。

 

なんて考え始めてからはFulcrum Racing 800DBを確かめたくて仕方がない。

 

10km程度の試走でお蔵入りさせてしまうのも勿体無いし、一度くらいは古賀志山を上ってブランド物の鉄下駄とやらの実力を試したくなる。

 

Fulcrum Racing 800DBの実力

って、このホイール漕ぎ出しこそかったるいが、踏んでからの反応はかなり良いかも!

 

自分が出せるパワーバンドの中で確実に加速していく感じがありケイデンスが自然と上がっていくのはとても心地が良い。

 

これこそまさにフルクラム、Racing ZEROを履いていた頃を思い出していた。

 

そして何よりも緩斜面でギアに頼る事なく体重でシッカリとペダルが踏めている感覚ってのが戻ってきたではないか。

 

やっぱし思った通り、多少重くとも剛性感のある方が結果的には速く走れている。

 

勿論だが本格的なヒルクライムとなればその感覚がより鮮明に感じられるので、同じパワーでもペダリングに余裕が感じられるので、より長くより高く上れるのではと思う。

 

Fulucrum Racing 800DBは間違いなく明日への肥やしになるだろう。