先日、ステム交換したビアンキのインテンソで何時もの古賀志山まで実走してみたのだけれど、全く上らなくなってしまいガックシ...
輪行を想定してかなり期待していたのに、逆にパフォーマンスが落ちてしまうなんて。
もうね、パワー値見ているだけで悲しくなってしまうレベル。
兎にも角にも余りにも踏めなくなってしまった現実に嫌気が挿してしまい、帰り道はサドルの位置を元に戻して古賀志山を後にしていた。
と言うのも、交換したステム長に合わせてサドルを前にスライドさせたのが不調の原因ではないかと察していたから。
でっ、サドルを元の位置に戻してみると感覚が戻ってきた様な。
そんな折、たまたまジオメトリーについてこれまでとは違った視点からその重要性を説いている動画と出会う。
そもそもポジションとはBB(ボトムブラケット)を基準にして、そこからのリーチとスタックで決まると言った内容でかなり確信的だった。
そして直ぐにピン!とくる、ビアンキはこの関係性がズレているに違いないと。
そう考えた時、調子の良いピナレロのポジションをレーザー墨出し器を使い採寸してビアンキにコピーすればその答えが見つかるのではないか。
と言う事で早速、ピナレロとビアンキのポジションを測定してみる。
まずはピナレロから、サドルとハンドルの落差がわずか7mmだなんて昭和生まれの典型的な日本人男子を自慢しているかの様で恥ずかしい限り...
フレームサイズは495でホリゾンタル換算のトップチューブ長は535mm。
各パラメーターはSHIMANOのパワーメーターFC-R8100-Pでフォースベクトルを測定し調整した結果で自分としてはかなり自信のあるポジションになっているかと。
続いて調子の悪いビアンキのポジションを確認してみるとあらぁまビックシ!何とハンドルの位置が22mmも遠い事になっていたなんて。
しかも、ハンドルがサドルよりも高いし...
元々、上りにはそれほど強くはなかったバイクなのですがオリジナルのステムに戻したらその性格がモロに露呈してしまったとしか言い様がありません。
そんな訳で、とりあえず手持ちしていた80mmのステムに交換しサドルを8mmほど上げてピナレロに程近い状態にしてみました。
※フラットペダルなので若干サドルを低く設定しています。
実際、これで三本ローラーに乗ってみたところピナレロと同じギアレシオを踏む事が出来たので調子の良いバイクはそれなりのエビデンスがあるのではないでしょうか。
勿論ですが、姿勢もこれまでとは比べ物にならないくらい楽になり首への負担もより軽減された感じでバッチシ!
ハンドルバーを高くするよりも手前に引くのが適正解だったみたいですね。
全く何が本当なのか、その根拠は自分で探すしかない。
それが自転車乗りたる者 (^^;