今や巷で大人気のチューブレスレディですが一つ面倒な事と言えば定期的にシーラントの残量を確認しておかなければならないと言った点ではないでしょうか。
自分もこれを怠っていざという時にガッツリとパンクした経験があります。
シーラントでネトネトになっているビートを落として予備のチューブを入れる作業はまさに地獄絵図、楽しいはずのライドが一瞬で台無しになりました。
そして、チューブレスレディ最大の欠点はビートを落としてしまうとほぼ間違いなくチューブレスには戻らないところでしょうか。
そんな事にならない為にも日頃からシーラントの残量には注意しておかないとです。
とは言っても実際のところタイヤの中にどれくらいシーラントが残っているかなんて分かりませんよね?
見える物でもないし振ったところで音で判断出来る訳でもない。
それこそタイヤを外して見ないとって思うのでは?
そこで今回はそんなシーラントの残量を確かめる簡単な方法を紹介しましょう。
作業に必要な物
- 自転車のタイヤが浮くタイプのスタンド or タイヤが吊るせる環境
- バルブツール or バルブコア外し
- パーツクリナー(噴射ノズルが透明な物)
1.作業前の準備
まずはバルブを真下にしてホイールを仮固定しておきます。タイヤの中に残っているシーラントを底に集めておく為ですね。
スタンドが無い場合はタイヤを外し吊るして準備しましょう。
2.バルブコアを外す
ここで余談なのですがバルブコアの脱着には専用の工具を使いましょう。自分はトピークのバルブツールを家庭用に、小さいバルブコア外しをツール缶にいれています。
と言うのも先日ライド中にパンクしてしまった友人がバルブコアに口金をネジ込むタイプの携帯ポンプで必死にポンピングした挙句、口金を外したらコアごと外れてしまったなんてことがありました。
バルブコアは専用工具で日頃からしっかりと管理しておくのをお勧めします。
3.残シーラントの確認
さてシーラントの確認方法ですが、まずは用意しておいたパーツクリナーから噴射ノズルを外してタイヤの底まで差し込みます。
ノズルが底突きしたところでストローの頭を指で押さえて抜くと。
タイヤの底に溜まっていたシーラントの深さが確認出来ますね、液体らしき物が見当たらない場合はシーラントを追加しておきましょう。
後はノズルをパーツクリナーへと戻してプシュと一吹きしてノズルをクリーニング。
長めのノズルならディープリムやMTB系の太いタイヤでも対応可能ですね。