昔々、パワーメーターを欲しがっていたおっさんが山へヒルクライムに。
帰り道、渓谷沿いにある茶店に寄るとロードバイクに乗った一人の若者がおった。
おっさんは漆黒のフレームにCANYONと書かれた文字に誘われ、若者に声をかけてみる。
快く答えてくれた若者に聞くところ、彼は富士ヒルシルバーの強者だった!
おっさんは、そんな彼が選ぶ機材が気になって仕方がない。
事細かく観察しては不躾な質問を繰り返えす。
フレームのグレード、電動コンポーネンツ、ホイールの違いなど...
そして、左クランクにStagesのロゴマークを発見した!
すかさず、おっさんは若者に質問をしてみる。
パワーメーターってどうなの?
すると彼はこう答えた「モチベーションかな」と。
レフトアームだけでも自分の実力が数値化されると励みになるのだとか。
そして彼は、こんな怖〜い話しを語りはじめたのだ!
自分はパワーメーターの数値を見て向上心が湧いたのだが、同じロード乗りの友人がパワーメーターを装備したところ、余りにも不甲斐い数値に嫌気が差してしまい、最終的にはロードバイクに乗らなくなってしまったと。
一瞬で、おっさんの背筋が凍りつく。
何方かと言えば、自分もその友人と同じ部類かと。
決して安くは無い投資をした挙句、自らトドメを刺す事になるとは...
パワーメーターは実力を数値化してしまう恐ろしい機材だ。
使い方を間違えると身体を故障してしまう原因になるかもしれない。
パワーメーターは諸刃の剣、対費用効果を得るにはそれなりの知識も必要となる。
あなたならパワーメーターを選びますか?、選びませんか...