本日は営業車のミニベロ、RAYCAHELL R-241Nの定期メンテナンスを。
実質、月に300kmほど走っているので三ヶ月も放置すると結構なほどに汚れとていたりします。先日からは妙にペダルが重く感じる様になって、ちょっと手で回してみたところピストバイクの様にタイヤが後転したりしてビックシ...
今までチェーンは注油のみで洗浄をした事がありません。今回はチェーンを外してガッツリと洗浄、それと再びですがボスフリースギアーのメンテナンスをしてみました。
チェーンカット
スポーツバイクと違ってママチャリ系の自転車にはミッシングリンクやクイックリンクと呼ばれているチェーンを繋ぎ合わせるスモールパーツが基本的にありません。新品のチェーンを繋ぐ時はコネクティングピン(通称コネクトピン)を使うので簡単にチェーンを車体から取り外したりはできません。
どうしてもチェーンを車体から取り外したい時はチェーンカッターと呼ばれる工具を使いピンを抜いて切り離す作業が必要になってきます。
そして、一番重要な事はピンを完全に抜いてはいけない事、いわゆる寸止め。ここで、誤ってピンを完全に抜いてしまうとコネクトピンを用意しないと繋げなくなってしまいます。少しずつ慎重にピンを押し出しながらチェーンの切れるところを探りながらの作業になります。
洗浄とチェーンルブについて
SHIMANOの現行11速チェーンなどはテフロンコーティングが施されているので中性洗剤が指定されていますが、逆を言うとSHIMANOでも現行10速以下のチェーンには指定が無い様です、KMCやFSCについては11速でも特に指定が無い様でした。
つまり、ママチャリの様な実用車に高級なフォーミング材は必要ないと言う事で今回は灯油を使って洗浄してしまいます。
500mlのペットボトルに少量の灯油を注いでシャカシャカと数分振ってみる。
写真は二度目の様子ですが、まだ汚れているみたい。実質2000km以上も洗浄していないツケでしょうかロードバイクのチェーンとは大違いの有り様で。
汚れの落ちたチェーンは気持ち良い物ですね。しっかりとウエスで拭き上げしばらく干して灯油の成分をできるだけ飛ばしておきます。
そうそう、写真を撮り忘れていたのでここで補足しますが洗浄前にチェーンを繋ぎ直してピンを半分だけ戻しておきました。洗浄中にピンが脱落しない対策。
そして、ここから話題になるのがチェーンルブの問題だと思います。
自転車専用のチェーンルブは大概が灯油と相性が悪いらしく潤滑剤の意味が無くなってしまうらしい。自分はKUREのスーパーチェーンルブを愛用していますが、灯油との相性も良く十分に浸透している様で非常に満足しています。
油飛びも少なく、なによりも埃が付き難いのが良いところ。
実は、ロードバイクでも使っていました。
再びのギアーメンテナンス
前回、玉当たり調整をしたボスフリーの7速ギアー、Amazonでは既に販売終了したみたいです。やはり、あれだけの異音がすると大概の方は返品しますよね。
そして、今回は玉当たりが渋くなってしまった様なので更なるシム調整をします。
純正では0.4mmのシムが四枚で1.6mmで組まれていました、前回はそこから一枚抜いて1.2mmにして調子良かったのですが三ヶ月目で渋くなってしまいました。
そこで、今回は0.25mmのシムを追加して1.45mmで組む事に。しかし、そんな都合よくシムがあるのかと言うとM4A1のデルタリング調整用シムがピッタシで笑っちゃいました。ガス派で良かったよ!
※何を言っているのか分からない方も多いと思いますがその場合はスルーしてください。
すっかりと綺麗になったチェーンとスプロケ、調子の悪い時は機材を疑えって本当ですね。もっとも、調子が良いのか悪いのかが判らないと話になりませんが...
それにしても、駆動系を分解したクリーニング作業は気持ちの良いものです。
来週からの走りが楽しみになってきました。