皆さん、こんにちは。
本日で落車をしてから丁度一ヶ月が経過します。そこで、50代前半のオッサンが落車をするとどうなるのかその後の経過を語ってみたいと思います。
怪我の経過について
振り向き様に右手を地面に付いてしまい手首からボキッといった音を耳にした瞬間にヤバいとは感じていましたが、幸いにも指は動いていたので骨折は間逃れていたようです。
自宅に帰ってからは患部を氷で冷やしシップを貼って初夜を過ごしたのですが案の定、翌日の右手は熊さんなみに腫れ上がってもはや人間の手では無い状態。それでも仕事はありますから、シップを貼って包帯でカバーをして出かけました。
正直、そんな手でミニベロのハンドルを握れる訳もなくほぼほぼ片手運転に近い状態で暫くは仕事をしていた事になります。そして、この片手運転状態が思わぬ自体を招く事に。
痛みは手首だけではなかった
それでも、一週間を過ぎると腫れも引いて皮膚にはシワが残っていました。この時で怪我の最大値が10とするならば1程度の痛みにはなっていましたが、この1程度の痛みが肘、肩、首、さらには背中まで広がっていて右上半身全滅といった感じです。
やはり、手首だけで衝撃は収まっていなかった様です。それにしても、これだけの衝撃を片手で受け止めておきながら手のひらには傷一つ付いていないはグローブのおかげかと痛感しました。
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結局、二週間目にしてやっと箸が持てる様になりマウス操作がギリギリ出来る程度まで回復。この間はロードバイクもクロスバイクにも触れない日々が続きます、エアーポンプが押せないのでスポーツバイクどころではありません。
ひっそりと、体幹が歪んでいくのであった
三週間目になると日常生活での支障はほぼ無くなりましたが、相変わらず右上半身の痛みは消えません。そして、ぼちぼちとスポーツ自転車に乗り始めた頃ですが、漕げば漕ぐほど右側の腰に違和感を感じてしまいアレってな具合です。
やはり、日常生活で右側をかばっていたのですから上半身から連動して右半身全体が弱っているのは仕方のない事です。せっかくここまで築き上げてきた体幹がこんな事で歪むなんて腰痛持ちには最も残念な結果になってしまいました。
そして、止めを刺す
四週目を迎える頃に台風が来たりしてちょっと無理したらやっちまいました。こうなる前に体幹を戻したかったのですがオッサンの体はそんな簡単に戻る訳はありません、ましてや体力自体を元に戻している最中ですから尚更です。
ここで突然ですが、脱線して椎間板ヘルニアの話をこそっりと
ギックリ腰の「キュ」的な感覚は突然襲ってくるものです、それとは違って踏ん張った時に「ぶちぶちぶち」的な何かの液体を腰に注入されているかの様な感覚を味わったらかなり危険な状態。すぐに大きな病院に行ってCT検査をしてもらいましょう。
実際、「ぶちぶちぶち」的な感覚を味わっても直ぐに痛みは発症しないのでなんだったのだろうぐらいで一週間くらいは平気です、その後はあっと言う間に立てなくなって半年ほど寝たっきりで地獄の苦しみを味わう事になりましたがorz...
そう言えばあの時も右足の薬指を骨折してしまい、かばいながら仕事をしていたら左側の椎間板ヘルニアになった記憶が。どこかを怪我してそれをかばう行為が最終的にはとんでもない事に発展してしまうかもしれません。
転んでもタダでは起きない
今度は腰が痛くて仕事以外の時間は寝ている羽目になりましたが、腕から肩から腰まで痛いと人生どうでもよくなってきます。ましてや、寝ていても回復する兆しさえ感じられないので結局は自転車に乗って体幹を取り戻すのが手っ取り早い荒業かと。
しかし、今までと同じ様な走り方をすると逆効果になり兼ねないので自分縛りを一つしてみる事に、それはどんな場面でもハンドルは握らない!
ハンドル握らないと危ないでしょうと突っ込まれそうですが、触れるだけと言った方が正解かもしれません。そうは言っても時にはハンドルに体重を掛けて休んだりしないのかと思いますが、そう言う時は手を広げてパーの状態でハンドルに触れてみます。
実際これでヒルクライムすると上半身の無駄な力が抜けて下半身に集中出来るし、体重も無駄なくペダルに乗せられるのでちょっと無理してもタレてきません。さらに、こんな調子ですからダンシングも今まで以上に軽やかです。
ちょっとした街乗りから始めて最終的には15日、八方ヶ原ヒルクライムを試走してみたところ満足する結果が得られました、まさしく怪我の巧妙と言ったところでしょうか。(その他にも色々と要素はあったかと思いますが)
まとめると
どうでしょう、単純な落車から肘、肩、首まで痛めて最後は腰痛を引き起こしてしまうが結果的にはその腰痛を克服するためにまた自転車に乗ると言う無限ループ、これこそが自転車操業?
歳をとると言う事は知恵は付いてくるが体力は失うばかり、今回はこれぐらいで済んだと思いますが油断すると家族を悲しませる事になりかねません。オッサンを自覚して無理・無茶はしないのが一番です。
では、また🤚