息子が7年も乗ってボロボロになってしまった元ロードバイク風な自転車をレストアしている真最中、一番の悩みであるリムのキャリパーブレーキを遂にインストールした。
無名なハズの製品にはしっかりとZTTO AS2.6Dの文字が刻印されていてちょっと笑ってしまうが、Amazon界隈では其方の筋で有名な商品だったりもする。
そう、その姿がシマノ製のBR-5800にそっくりだから。
しかも、お値段が前後セットで2千円台と、と〜ってもリーズナブル。
マトモな物なのか心配だったのだけれど案外とシッカリとしていて装着も動作具合も問題無く、いたって普通な製品だった。
また、センター出しの調整ネジが無いとの事だが、実際には別な場所にあったりして。
流石にここまでコピーしてしまうと完全にパクリと言われてしまうだろうから敢えて違う場所に設ける事でオリジナリティーを確保しているのかもしれないな。
さて、そんな中華製のお安いキャリパーブレーキを引くブレーキレバーはと言うと。
こちらはシッカリとシマノ製を選びBL-R2000をインストール、シルバーグレーの塗装がちと安っぽいかなと思いきや逆に自転車の雰囲気にマッチしていてナイス!
個人的にブレーキ本体よりもブレーキレバーの方に拘りが強くこれを選んでみたのは正解。
でっ、ちょっと驚いたのがこのブレーキレバー、マルチ対応しているところ。
ちゃんと引き量が調整出来る様になっていてリムブレーキからVブレーキまで現行で想定される紐引き全てのブレーキシステムに対応可能な様で流石はシマノ。
レバーの剛性感も高くタッチが抜群に良い、やはりブレーキレバーは妥協できない。
その結果、中華製のお安いキャリパーブレーキにシマノ製クラリスのブレーキレバーの組み合わせでお値段は何と6千円未満。
大衆車としてはこれくらいが丁度良いのではと思う。
これからまた風雨にさらされ、過酷な日常に耐えなければならない。
そんな自転車を想像しながらパーツを選び組み上げるのもまた楽しい一時であった...