先日、チラッと記事にしていた通勤自転車のフロントブレーキの件ですが、安全・安心を第一に検討した結果、やはりブレーキ本体のアップグレードで対応する事に。
あれだけアームが動いているとなるとセンター軸にかなりの負担が掛かっているのは明白で、何時壊れてもおかしくはないと感じました。
そこで、巷リサーチと採寸の結果、テクトロの810A BR-TK-M001を購入。
Amazonで¥2,200-と、これで安全と安心が買えるなら安い物ですね。
と言う事で、今回は通勤に使っている20インチ折り畳み自転車のフロントブレーキを強化アップグレードするお話です。
作業の前に
毎回、この手の作業を始めると必ずと言っていいほど組み立ての際にワイヤーがほつれてしまい、最終的にはワイヤーまで交換する羽目になるのが何時ものパターン。
そここで今回は、取り外したワイヤーの先端をハンダで溶接処理しておく事にしました。
いい感じでハンダが食いついて見事溶接完了、これがステンレスワイヤーだと専用のハンダを用意しないといけないので見極めが難しいところかもしれません。
取り外し
ママチャリ規格のセンターピポットには前後にナットがある物が普通ですが、取り外しはリア側のナットを緩めるのが正解、フロント側のナットを緩めるとブレーキ本体がバラバラになってしまうので要注意。
取り外したブレーキと今回購入したテクトロのブレーキを見比べてみるとサイズ的にはバッチシの様で、見た目もゴツくなりその効果に期待が持てます。
取り付け
と、ここでブレーキ本体をフロントフォークにセットして、仮固定の前にブレーキシューをと思った矢先に思わぬ問題が発生!
何とこれまで使っていたスポーツバイク風のブレーキシューが付かないぞ!
商品レビューではシマノのシューに交換すると尚良しなどと書かれていたのでてっきり付くと思っていたのだが。
PROMAXとは相性が悪いのかTEKTROよ...
仕方がないので付属のブレーキシューに戻すも何故か右側は固定出来ず苦労する羽目に。
こうなると、原因を突き止めないと気が収まらなくなってしまったw
一度取り外して確認してみるとアームの肉厚が違うらしく均等にネジ圧が掛からないみたい、でっ締めれば締める程シューが回転してしまうというお粗末さ。
やはり、この辺りがブランドの差なのだろうか?
メイドイン◯◯◯なんて今の時代何処でも良いと思うが、品質管理の差がデカイな。
イレギュラー対応
アームの肉厚をヤスリで削って均等にするしか方法が無いと思ったが、冷静に考えてみるとトーイン調整も出来ないブレーキシューの為に手間掛けるのも馬鹿馬鹿しいかと。
ここは、付属の安っぽいブレーキシューは見なかった事にして、もうちょっと高度な加工でスポーツバイク風なブレーキシューを付ける事に。
そこで、持ち出してきたのがステップドリル、こいつを使いアームの裏側から穴を拡げてしまう作戦に出た。
これがかなりナイスなアイディアで、当初の目論み通りの形となる。
作業完了確認
ペナペナの鉄板プレートから鍛造のアルミ製となり質実剛健と言った感じがハンパない、ブレーキシューのトーインもシッカリと取れて結果的には大満足。
早速、近所の公園を流してみたのだが、ブレーキレバーの引きも軽く当て効きのタッチが抜群に良くなった!
正直、ロードバイクの様に車道をカッ飛ぶ様な自転車ではないのでブレーキに拘りなど全く無かったけど、実際にアップグレードしてみると心地よい減速がたまりませんな。
ママチャリクラスのリムブレーキに不満・不安を感じたらブレーキ本体とブレーキシューのアップグレードをお勧めします。
では、また✋