ビアンキのクランクが無事にFC-08の52x36T、クランク長が170mmになったところで本格的に輪行専用のバイクとして各パーツの仕様を変更し確かめてみた。
長きに渡り追い求めてきたレーシーなスタイルとは裏腹にエンデュランスに徹する日が来るなんて...
これも廃車復活して二台持ちとなった恩恵だろうか。
そこで今回は輪行仕様のカスタムをする上で最も気になったハンドル周りについての話をしてみましょう。
レックマウントとハンドルバーバックの共存
今や、ロングライドのお供に欠かせないのがRaphaのハンドルバーバックなのだが、これってサイコンマウントとの相性が悪かったりして、あまり実用的ではないと感じていた。
特に、ライトを下に装着した状態だと最悪の関係性で共存が難しい。
自分の場合これまで日中はライトを外す方向で運用してきたのだけれど、安全を意識するとデイライトも必要なのではと最近は思う様に。
そこで、ハンドル周りを刷新してライトが最優先になる工夫を考える。
はたしてレックマウントとハンドルバーバックの共存は可能になるのだろうか...
スタイルにこだわらないのが解決の糸口
試行錯誤の上、レックマウントは継続して使い続けその取り付け方法を逆さにしてサイコンとライトをリフトアップしまってみてはなんてのを思いついた。
これまで自分なりに思い描いていたレックマウントのスタイルをぶち壊してみたのだが、案外とこの方が機能的だったりして。
流行りのステム一体型エアロハンドルバーでは絶対に出来ない仕様だろう。
まぁ、バイクをひっくり返すのにサイコン外すのは必須だけどね...
斬新なスタイルから受ける恩恵がバカデカい
サイコンをリフトアップするなんてこれまでのスタイルからしてみれば絶対に思い付かない事だったのに、実際に装備してみるとその機能性に驚く。
まずは、サイコンが近くなった事で画面がメッチャ良く見えるから!
これまでは警告など表示されても全く文字が読めず、いちいちと脚を止めては覗き込んで確認していた煩わしさから解放されるのではと期待が膨らむ。
これならサイコンにナビをさせても十分に活用出来るかもしれない。
また、一番肝心なライトの操作もかなり快適になる。
ヤッパシ、初老のジジイに無理したエアロスタイルなんて似合わないのであった...
スタイルが変わると全てが変わったかの様な
限られたスペースの中に必要な物全てを落とし込み理想とする環境を手に入れるには何かを犠牲にしなければならないのが世の常。
見た目とかではなく機能性が重要なのだとつくづく思う。
なのに何故だろう...
機能性を追求した結果、それらしい雰囲気が逆に新鮮で案外と格好良く纏まっていた。
エンデュランスモデルが本来のあるべき姿に熟れたのではと今更ながらに。