先日、Amazonにて特別購入させていただきましたSHIMANOのビンディングシューズSH-RC903を履いて試走がてら何時もの宇都宮市森林公園を走ってきました。
走り出して直ぐにトー角が気になったので一度戻って再調整。
クリートの前後位置はデフォルトと思われるところからやや後退気味に。
履き心地は
初めての感触としてはこれまでに無いフィット感が素晴らしいの一言、BOAダイアルを締め付けてもシワの寄らないところからしてバッチシ足に合っているのではと思う。
ワイド仕様なのにパッと見かなり細身で履くのに手間が掛かるのは意外だったけど。
だが、スッと履けてスッと脱げる様では話にならないのだと思い知る事に...
と言うのもこのシューズ、実は脱ぐ瞬間が一番驚かされる。
噂通りヒールカップが効いているのか踵がスッポリとハマってしまい、それは踵とシューズが接着されているのかと思うくらい強烈に密着していて脱げない。
これがどれ程のアドバンテージになるのか、今の自分なら想像がつく。
ペダリングを一生懸命改革していても、シューズが元で無駄な筋肉を使っていたのでは全く意味のない改革になってしまうから。
そして、改革に必要な全てのファクターが揃い初めてステップアップ出来るのだと実感が湧いてきた。
踏み心地は
今回、最も驚いたのがペダルを踏む感覚がフラットペダルにかなり近いなと言ったところですね。
一発目の踏み出しからしてペダル軸をちゃんと感じ取れたのが凄いと思う。
実は、自分の中で最も効率良くペダルを踏んでいるのってクロスバイクのフラットペダルなのでした。
これは峠に限った事なのですが、クロスバイクで走った方がロードバイクより結果的に速いと言う悲しい現実が...
アルミフレームにグラベルタイヤと言ったハンデがありながらもフルカーボンのロードバイクよりも速いのは単にビンディングシューズが足枷になっているからとしか言い様がありません。
しかも、決定的なのが通勤で使っている20インチの折りたたみ自転車で古賀志林道を走ってみてもさほど苦しくも無く普通に走れたりして。
しかし、このSHIMANOのSH-RC903にはそれと同じ感覚がある!
クリート位置が後退した事もあるのだろうが、ソールが薄くダイレクト感って言うのがメッチャ強く感じられるのはシマノならではなのかもしれないな。
正直、これまでに履いたビンディングシューズだとペダル軸を踏んでいる感覚ってのがかなり曖昧で、クリート位置が適当でも何となくペダルを踏んでいた様な気がしていたからね。
このスタックハイトの低さはシマノ現行のモデルだとRC3まで採用されているみたいなので気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
実のところ、ダウングレードしてでもこれにしようか悩んでいました。
総合的な評価
定価が五諭吉を超える様なビンディングシューズなんて自分には必要ないだろうとず〜っと考えていたところ、今回はたまたま半額程度で手に入れたのは本当にラッキーです。
より速く、より高く、より楽に、ロードバイクと言う趣味に少しでも向上心があるのならRC9は間違い無く強力なアイテムになるでしょう。
初心者に毛が生えた程度の自分でもその良さは十分に感じますから。
買えるなら、買える時に、買っておこうw
そして何より、お高いシューズを履くと気持ちが引き締まるのか自転車に乗る姿勢がこれまでとはちょっと違い、少し品のある走り方になるから不思議ですね。
やはり、お洒落は足元からってのは本当の様でした。
それでは、また✋