最近はすっかりと三本ローラー専用機となってしまったBianchiのINTENSO、先日交換したヘッドベアリングセットの具合を確かめたく屋外への実走は実に半年ぶりとなる。
そもそも、Bianchiが輪行とか三本ローラー専用になってしまったのには訳があって。
実は、脇道から飛び出してきた車に撥ねられていたのだ...
事故直後にオーバーホールをしてフレームの安全性について確認はしていたのだが、あの日以来全く走らなくなってしまい仕方なくPINARELLOに乗り換えたってのが本当のところ。
どんなに注意していても理不尽な暴力には勝てません...
兎にも角にも、飛び出してきた車から逃げ様としたところを側面からドンと撥ねられてしまったので後廻りがかなりやられていて、カーボンホイールなんてエアロスポークが90度横を向いてしまいその衝撃の強さを物語っていました。
その他に変速の不調は勿論、しまいにはパキパキと異音がする様になり4iiiiのパワーメーターもこれが原因で動作不良になっています。
あれからかなり厄介な交渉の末、その資金を元にコツコツと再生術を実施していました。
走らなくなってしまった原因究明の為にホイールのメンテナンススタンドやらディレーラーハンガー・アライメント・ゲージなどを買い込んでいたって次第です。
転んでもタダでは起きないからねw
そんな努力の甲斐があってか事故当時よりかは随分と走る様にはなってきたのだが、流石に絶好調とまではいかず最近は室内トレーニング専用機に。
まぁ、実走にはPINARELLOがあるので申し分ないから。
だからこそ、ヘッドベアリングを最後まで交換しなかったってのもあるんだけど...
でっ、ヘッドベアリングセットを交換して実走してみたところ、まるで新車の如くキリッと引き締まった車体になっていてビックシ!
これ、これ、これ、この感覚ですよ !!
三本ローラーの上では全く分からなかったけれど実走してみるとその違いが凄い。
だがしかし、喜んでいるのも束の間...
剛性感が上がったせいか今度はバイクがヒラヒラとした感じになってしまい高速コーナーになるとちょっと恐怖感さえ覚える始末。
ステムを100mmから80mmに換えているのが原因だと直感したのでサックっと元に戻してOK牧場、ポジションも元に戻ったところで再度実走に出てみたら非常に素晴らしい。
中禅寺湖スカイラインの下でコースレコードを獲った時の感覚が甦る。
そう、実は上らないバイクって下りが怖いんだよね。
それから、シマノさんのリコールプログラムでFC-08に交換してもらったのを良い事に11速チェーンリングを流用してクランクをFC-R8100-Pに換えているのはこそっとした話。
これも単純にFC-R8100のチェーンリングだと上手い事チェーンが上がってこないから不思議なのだが...
ぶちゃけ、事故前よりもアップグレードした感がハンパないから良いけど。