自転車好きのこそっとした話な

ロードバイクからシティーサイクルまで全力で楽しむ

クリート位置、今更ながら再検討する羽目になるとは...

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先日の日曜日は予想最高気温が21°Cと言う事で、すっかりと春の装いをして栃木市ヒルクライムの名場太平山へ行ってきたのですが、とんだ泥沼に浸かってしまいました。

 

と言うのも、ウィンターシューズだと蒸れそうなのでレギュラーシューズに変えたのが事の発端で、平地の巡航からして脚が削られてしまい苦戦する羽目に。

 

もっとも、結構な向かい風だったってのもありますが...

 

それにしても、異様なまでに疲弊してしまい当然ですが、ヒルクライムをしていても楽しくはありません。

 

そこで、シューズを変えて感じた事を分析してみると。

 

現象:ちょっと足が遠い様な感じがしていた。

 

原因:ヒールの厚みが変わったから?

 

処置:サドルを下げる。

 

と、なりそうな流れですが...

 

これを実行してしまうとモロ泥沼にハマるところかと。

 

この辺は、三年ほど耐えてきた実績とでも言うのでしょうか、もはや感ですね。

 

でっ、正解は。

 

原因:クリート位置がつま先よりになっている。

 

処置:クリート位置を後方に移動する。

 

感覚として脚が遠く感じるのでリーチを意識してしまいそうですが、実際はクリートが遠くなってつま先で漕いでいるから遠く感じるみたい。

 

しかし、ここで一つ大きな問題にぶち当たる...

 

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ノースウェーブのウィンターシューズとレギュラーシーズンで使っているスペシャのシューズではクリートの取り付け位置に若干違いがあり、スペシャだと理想とする位置にクリートが取り付け出来ない事が判明。

 

って、今更かよと言う様な話ですが...

この冬、スペシャからNWに変えて随分と違和感があったので、自分なりに煮詰めてみたところNWでドンピシャなクリート位置を遂に探し当てた訳で!

 

それをスペシャにフィードバックしようとしたらこんな事になってしまいました orz...

 

そこで、始めて買ったシマノのシューズを使い検証してみる事に。

 

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ソールこそペナペナな安物ですがクリートの調整位置はシマノ製らしく、これでもかって言うくらい移動出来るのが最大の特徴です。

メルカリで売り飛ばさなくって良かった...

 

と言う事で今回も、宇都宮市森林公園に向いクリート位置を検証してみる事に。

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とにかく走り出して直ぐ、脚が近く感じたので処置としては間違いないと確信しました。

 

森林公園に到着し本格的にペダルを踏んでみると、パフォーマンスの違いに驚きますw

 

古賀志山も何時もなら3往復で止めておくところですが、ペダリングのコツが良い感じで馴染んできたので追加で2往復。

 

おかげでランチの予定も変更。

 

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いい加減、ハンガーノックになりそうだったので森林公園内にある宇都宮市サイクリングターミナル湖森館の食堂にお邪魔させていただきました。

 

 

何度も訪れている施設ですが、食堂を利用するのは今回が始めて!

 

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定番ではありますがラーメン¥600-(税込)を頂いてみると、本格的に美味しい!

 

今回は、寂しいくらい自転車っ気のない宇都宮市森林公園でしたが、マイペースで検証&練習をするには丁度良い環境でした。

 

クリート位置に関しては疲労感や痛みも残らず概ねOK牧場と言ったところでしょうか。

 

前回は膝の裏に痛みが残ったので脚が伸びきっているのかと思い、ついついサドルを下げてしまいそうになりましたが、実はクリートの位置が合っていなかったとは。

 

たった、2〜3mmの話ですが、クリート調整は奥が深い...

 

では、また。

 

 

古賀志林道の全面通行止は4月28日まで延長されていたなんて...

古賀志林道の全面通行止は4月28日まで延長されていた!

マジックで塗りつぶされた2月19日、いつの間にか4月28日に延長されている!

 

ならばKOMのラインまで、この看板を提げてはくれないだろうか?

 

この位置でもリザルトは残るのだが、中途半端感が...

 

そろそろ、通行止のバリケードも撤去されているのではと確認の為に上って来てみたところ、残念な事に工期が延長されていたとは!

 

って、今日は業務用のミニベロで上っていますが...

 

練習中のペダリング効果を確かめたくって、エビデンスって言うやつですw

 

平日休の今日は新たなパン屋さんを開拓しつつ、隠れ家に行ってドラム練習に没頭するつもりが、天気も良く風も穏やかだったのでついつい古賀志山までサイクリングに。

 

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古賀志林道を上った後に赤川ダム湖畔のベンチで軽くランチっていうのも乙な物で、カゴ付き自転車の特権でしょうか。

 

でっ、本日始めて扉を叩いたパン屋さんはこちら。

  

東武宇都宮線の沿線にある「小さな手作りパン工房 konpeito」と言うパン屋さん。

 


なんと、店内で販売されているパンは全て税込¥100-と驚きのプライス!

 

もちろんレジ袋も込みでw

 

正直、コンビニでそれらしい補給食を買うくらいなら、こちらでパンを二つ三つ買い込んだ方が絶対に幸せになれる事でしょう。

 

今回はクチコミで評判の良かったチーズ入りカレーパンと、疲れた体には欠かせないあんドーナッツをダム湖畔のベンチでいただきましたが、抜群に美味い!

 

今後は、ロードバイクでのルーティーンにも取り入れられればと。

 

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日差しも暖かく、風も穏やかになりランチライドには絶好の季節となってきました。

 

フォールディングバイクで向かった先が森林公園って言うのがちょっと変態チックなところですが、ランチがてらペダリングの改善効果を十分に確認出来たので大変満足。

 

帰りは隠れ家でドラム練習のつもりが、集中力が持たず撤収してしまいました。

 

流石にミニベロで森林公園を自走で往復すると疲労感が半端ない。

 

スポーツバイクの軽快さをあらためて認識します。

 

では、また。

 

石の上にも三年、自転車を趣味にしてそろそろ三年になるが...

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世界を代表する自転車パーツメーカーのシマノが三月で100周年、新型のデュラエースが発表されるのではと噂されていて、ロードバイク乗りとしては興味深々な今日この頃。

 

そんな中、自分も自転車を趣味にして丁度三年となるところ。

 

始まりは自転車でぶらぶらしながら写真撮影でもと軽い気持ちで乗り出したのが、あっと言う間に自転車がメインとなり写真はオマケ程度となってしまったw

 

満を持して購入したミラーレスカメラも今ではiPhoneに敵わないし...

 

ロードバイクへのトラウマ

とは言いつつ、ロードバイクに関しては若干アンチ的な思い入れがあり、ガチな格好をして自転車に跨る輩を心良くは思っていなかったのも事実。

 

実はこれまで黙っていたのだが、ロードバイク初心者と言っておきながら生まれ育った家にはズラッとドロップハンドルの自転車が並んでいたのである。

 

親の趣味と言うやつで、そこに注ぎ込まれた資金は半端ではなかった。

 

そんな家庭環境だから通学も自転車以外の選択肢は無く、雨が降ろうが吹雪いていようがひたすらペダルを漕いでいた記憶しか無い。

 

しかも、片道35km往復で70kmの道のりを普通の通学自転車で...

 

また、昭和の時間割ときたら土曜日は半ドンと言って弁当を持たずに午前授業に通わなければならない非常にキビシイ時代だった。

 

今でこそ思うが、ハンガーノックで死ななかったのが不思議なくらい。

  

そんな貧しい思い出が、これまでロードバイクを断固拒否してきた理由だろか...

 

運命の分かれ道

それはまるで、若かりし頃を思い出すかの様にペダルを漕ぎ始めた。

 

不思議な事に自分の力で前へ進もうとする絶対的な意思が芽生えてきたのである。

 

そして、不健康を極めてきた体にとってロードバイクが唯一のカンフル剤となり、長年続けてきた喫煙生活でさえ自ら止める覚悟を与えてくれたのであった。

 

もしこの時、ロードバイクと出会って古賀志山を上っていなければ、病気の発見が遅くなり手遅れになっていた事だろう、全ては偶然の出会が重なった必然としか思えないのだが...

 

こうして、全てがリセットされた体となり一からペダルを踏み直す事となる。

 

その姿はそれこそ初心者そのもの。

 

まぁ、腹筋にメスを入れて内臓を切り取られているのだから仕方が無い。

 

実はこの時、自分への戒めとしてピナレロのGUNに乗り換え様かと本気で考えたのだが、動機としては些か不純の様でDOGMA貯金と称して貯めておく事にしたのだった。

 

あれから二年の月日が流れた今、DOGMAに乗りたいかと言うと答えはノー。

 

ぶちゃけ、BianchiのIntensoはグレードこそ入門用の位置付けだが、初心者からしてみればかなりハイグレードな機種だと実感している。

 

しかも、その入門用のロードバイクですら乗りこなしていないのが現実だ! 

 

正直なところ、初心者が言う速い遅いに自転車は100%関係が無い。

 

ただ、楽しく走れるか如何かは自転車が全てだと思うが...

 

ペダルを漕ぎ続けて

では、最近のロードバイク事情はと言うとホイールをカーボンディープリムに換えたおかげで平坦はすこぶる調子が良い、100kmくらいならノンストップで走ってこれる。

 

しかし、ヒルクライムとなるとここ一年伸び悩んでいるのが現状。

 

せこせこと古賀志山に通っては往復練をしているのだが全くタイムが縮まらない、歳をとっても筋肉は育つなんて誰かが言っていたが、そんな事は無いのではと思う。

 

PWR2.5倍、一般的な成人男性の平均値は越えられないのであった。

 

そんな訳で、自分にはヒルクライムの才能が無いと薄々気付いてきた今日この頃、グループライドで周りに迷惑を掛けない程度は走れる様になったので十分かなと。

 

楽しく走って、美味しい物を食べれるサイクリングに徹する。

 

と、半ば諦め掛けていたのだが...

 

先日の古賀志山でありえない様な体験をしてしまった!

 

それは、ゼイハァしながら何時もの様に古賀志林道を上っていたらもの凄い勢いで自分を抜いて行く一人のお兄さんが。

 

それこそ、漫画の様に背中に羽でも生えているのではと思えるくらい。

 

今まで散々ガチなローディーさんに抜かされてきたのだが、あんなに凄い抜き方をしたのは彼が三人目。

 

そう、実は過去にも同じ様な経験がある。

 

ただ、今回は九十九折れの手前で抜かされたので、そのまま彼が上る姿を横からずっと見上げる形になったので凄くラッキーだった。

 

爆速で激坂を上って行くペダリングが丸見えとなっていたから。

 

これは過去に見た脳内ビデオと照し合わせても間違い無い、あの感じはまさしくヒルクライムを攻略するヒントになると確信した。

 

その後、そのお兄いさんも何度か往復練をして、まるで自分にヒルクライムのコツを教えてくれているのではと思えるかの様な素敵な時間を過ごしていたのだ。

 

この場を借りて貴重な一時をありがとうと言いたい。

 

そして感じた、自分は今やっとスタートラインに立てたのではと。

 

自転車を趣味にしてそろそろ三年になるが、本当のお楽しみはこれからなのかもしれない...