今年になりホイールとスプロケをDURA-ACEにしてからと言うものすこぶる調子が良く非常に満足しているピナレロのプリンスFXなのだが、最近はとあるパーツをDURA-ACE化したくて頭を悩ませていた。
と言うのも、別に一世代前ならDURA-ACEにしなくとも事は済んだ話なのだが...
実は、チェーンリングを52-36Tのセミコンパクトからノーマルへとバージョンアップしたいのだが12速になると54-40Tが標準になるのだとか。
しかも、R8100 URTEGLAにその設定は無くR9200 DURA-ACEのみとはこれ如何に。
もはやアルテグラユーザーにノーマルクランクは必要無いのか、それともアルテグラユーザーが54-40Tを必要としないのかは知るところでは無いが、R7100系の105も同じく消えているのでシマノとしては今後ライトユーザーに向けたノーマルのクランクセットは生産しないのだろう。
チェーンリングは必要に応じて変えるパーツだと思っていたから残念である...
そこで、とりあえずFC-R8100のクランクにFC-R9200のチェーンリングを装着するなんてのを考えてみたのだが、結構なお値段となり馬鹿馬鹿しく思えてならない。
それが原因でチェーン落ちなんてしたらそれこそ目も当てられないからな。
そうなると後はクランクセットを交換するしかないのだけれど、ピナレロに装着しているクランクセットがパワーメーター付きってのがまた悩ましいところ。
この際、パワーメーターは諦めて54-40Tを踏んでみるしかない。
なんて思いも頭の中を駆け巡るのだが、DURA-ACEのクランクセットともなれば更にお高いのはご存知の通り、中途半端な投資をすると後味が悪いので止めておこう。
本当、シマノは12速化して何してくれているのだろうか...
そんな訳でここ暫くはノーマルクランクが踏めるのか疑似的な体験をする為にビアンキのインナーリングを39Tにして古賀志山を上っていた次第。
実は、初心者の頃に全く同じ事を考えてインナーリングだけテストした経験がある。
100km/1,000mUPの滝ヶ原コースにイキって走り出してはみたものの、帰宅した途端に速攻で36Tに戻したのを思い出したw
峠道の上りで僅か15kmしか使っていない新品同様の39Tが手元にあった。
ただ、リコールで無償交換されたFC-08に付くのかは疑問でしたが固定自体は大丈夫そう、実走してみたところ変速も今のところは問題無くチェーン落ちもしていません。
でっ、古賀志山を上ってみたところ脚の掛かりが非常に良くビックシ!
巷ではショートクランクがメッチャ流行っているみたいだけど、自分の場合は逆にチェーンリングをデカくした方が脚に合っているのかもしれないなと自信が湧いてきた。
これなら54-40Tを実戦投入する価値は十分に有りそう。
そんな理由で買ってしまった!