計画は二年前に立てたまま、日の出と共に宇都宮を出発し福島県は南会津郡下郷町にある観光の名所「大内宿」を目指す片道約126kmの自転車旅。
宇都宮から例幣使街道を辿り会津日光街道をひたすら走ると言った内容。
距離的には全然余裕なところだが、幾度となく繰り返されるアップダウンに脚が耐えられるかが肝になる。
まぁ、最終的に脚を使い切っても良いだろうと思い輪行先に選んでみたのだがね...
仕事なら残暑厳しい折り日差しでウンザリとするところも、こうして絶景の広がる山間部を目にするとホント癒されます。
テンションMAXのまま山王峠を越え渓谷沿いのダウンヒルがマジで気持ち良い。
もうね、残暑なんて何処ふく風のごとしw
田島の街までダイブしたところで小休止、いよいよと大内宿を目指すのですが...
まさか目前にして土砂降りの雨模様になるとは!しかも、この地域だけが降っている様子で数百メートルも下ればそこは晴れ間の広がる別世界。
宿でのんびりとランチでもなんて考えていたのだが、それどころでは無い。
とっとと下山して「塔のへつり」へと向かいましたw
おおむね目的の観光地に脚を運んだところで会津田島駅へと戻り遅めのランチをいただいたところでいよいよと輪行の準備を。
15:00発浅草行きの特急リバティーで一気に新鹿沼まで乗り換え無しのプラン。
さぞかし「世界の車窓から」みたいな景色を楽しみにしていたのですが、田島の街を抜けると山林orトンネル、まるで地下鉄でも乗っているみたいな...
しかも、脱線するのかと思うくらい車両が突き上げてきて、ある意味怖いから。
そんなアトラクション的な乗り心地を楽しみながら人生初の自転車輪行はあっという間に終わりをむかえたのである。
でっ、初の自転車輪行について感想を述べると。
まずは、輪行そのものについては思っていた以上に手軽で便利な手段だと納得しました。
しかしながら、今回の輪行ではデメリットと感じた方が圧倒的に大きい。
兎にも角にも電車の出発時間と天気が気になってしまい自転車旅としては余り楽しくはなかったってのが本音だろか。
基本、長距離の移動は車なので時間に対しての感覚が全く無いからなw
着替えも常備しているので雨に濡れるのも想定内。
今回は会津側で雨に降られたってのもあったのだが、宇都宮に帰ってからの雷雨なんてのも想定していたので尚更気になって仕方がなかった。
案の定、新鹿沼駅で輪行を解除して宇都宮に入った途端ゲリラ雨にやられてしまう。
だがしかし、本当にヤバいと思ったのは汗の匂いだ!
やはり、輪行で帰投するなら温泉にでも入りサッパリと着替えたところで着座するのがマナーなのではと強く考えさせられてしまう。
今回はガラガラの特急列車だったからまだ良かったけどw
そう考えると、相当時間に余裕が持てないと輪行は楽しめないのかもしれないな...