栃木県益子町と言えば陶芸で有名な街、お洒落なカフェや工房が点在していて自転車で探索するには丁度良い街並みと言えるだろう。
しかし、そんな益子町には結構アップダウンのある峠道が隠れていたりもする。
今回は、そんな益子町に潜む坂を探索すべく「道の駅ましこ」を起点に地図上で面白そうな峠道を繋げてみた。
プロファイルを見ると結構癖の強い道が繋がった様だが、距離と獲得標高がちと物足りなさそうなので、ちょいとばかり茨城県を跨いでみる事にする。
全体的にはショートセグメントばかりなので、ガッツリとしたヒルクライムをご所望ならば筑波山方面へ向かった方が無難だろう。
逆にこの時期、暖かい時間帯のみで走るには丁度良い距離なのではと思う。
益子の山
まずは、ウォーミングアップがてら「益子の山」を上ってみるが、勾配は緩くアウターでも登れそうなくらいリズムの良い坂が続く。
晴天と相まって紅葉した山々がとても綺麗に映えていた。
何より全体的に開けた道が続くので、走っているだけで徳した気分になれるのが良い。
高館山
次に、益子の激坂が潜む「高館山」に挑んでみる。スタートしてから西明寺までの区間は変態的にヤバい斜度が続く、距離こそ2.2kmしか無いけれど平均勾配が9%超え!
流石にここは、写真など撮っている余裕すらありません。
ピークを過ぎるとちょっとだけ開けた所がありますが、景観は期待しない方が良い...
雨巻山
そして、高館山を下り県道297号線に出ると直ぐ雨巻山登山口への案内が出てくるのだが、以前から気になっていたおサレカフェ「茶屋雨巻」があるので向かってみる事に。
がっ今回は、時間が中途半端なので場所だけ確認して脇の林道へと進みます。
ところが、次に予定していた林道が完全なるダード道で orz...
ロードバイクだと駄目ではないがリスクが高い。
ここはサクッと諦め、来た道を戻ってナビゲーションへと復帰しました。
引地坂
紅葉の山間を気持ちよく走り抜け、軽くアップダウンを繰り返すと益子町最強の激坂ポイント「引地坂」へと到着する。
まるでジェットコースターの様な斜面の先に日光の山々が連なっていてとても良い。
そして、折角の激坂も下るだけだと勿体ないので一度だけ上り返してみたが、思っていた程の苦行では無い様だ。
益子ダム(大郷戸ダム)
続いて訪れたのは「益子ダム」、周遊する道が整備されている様なので突っ込んでみたのだが、その殆どがフラットダートで残念でした。
しかも、前日に降った雨の影響か50mmのディープリムが完全に水没するくらいデカい水溜りがあちらこちらにある。
路面状況も分からないまま脚を取られて立ちゴケしたら大変な事になるだろう。
なんて思いつつ慎重に進みますが、決して良い子は真似しない様に...
富谷山
さて、益子ダムを下りてくると茨城県へと越境するのだが、林道富谷入野線は全面通行止めと言う事でスルーする羽目に、県道289号線を使い富谷観音道へと向かいます。
以前、西側からの林道久原富谷線をクロスバイクで上った事がある富谷山ですが、南側からは初めてのアプローチ、ちょっとワクワクしながら先を急ぐ事に。
がっ、交差点を右折して目に飛び込んできた景色にビックし!
笑っちゃうか、絶望するかの二択しか無い...
興味のある方は是非一度。
ミッションクリアしたあかつきには展望台からの絶景が待っていますよw
金ちゃんらーめん
と言う事で予定通り走り終えたところで益子へと戻る訳ですが、ここで以前から気になっていたお店が一軒、「金ちゃんラーメン」こと「錦江飯店」さんに暖簾が!
丁度、お腹も空いた事だし、後はド平坦続きなので入店してみる事に。
店内を見渡すとメニュー表の片隅に「麺類大盛り無料」の文字。
まぁ、初めての店なので無難に並を注文しましたが...
中々の盛り具合でお腹はパンパン。
前回に続いてやっちまったは感ありますが、その分幸せを感じる一杯でした。
まとめ
結局、二本の林道を端折ってしまう形となってしまい、走りとしてはかなり残念な結果となってしまいましたが、標高が低い割に美事な景色が拡がっていてとても良かったです。
また、チェーン落ちについて再検証する意味もあったのですが、これだけ続くショートセグメントでも問題無い様なので一安心しました。
もうね、落ちるものなら落ちてみろくらいになると、逆に落ちる気配すら感じないし。
また、先月末に用意したウィンターシューズや調光サングラスも快適で気の良い冬ライドをアシストして絶好調ですw
寒くて外に出るのが億劫なこの季節、何とか楽しみを見つけては走り出す。
歳のせいか、年々と厳しくはなってきましたが...
では、また (^^;