今年はコロナの影響で中止になってしまったジャパンカップ・サイクルロードレースだが、デジタルと名を打ってオンライン上で行われていたのはご承知の通り。
レース動画を観てみると余りのリアルさに驚いてしまう、ブリッツェンのサポートカーが進入禁止の古賀志林道を走っていたのはこれの為だったのか?
森林公園の駐車場もレースの時しか開かないゲートが開いていたので不思議に思っていたのだが、コース動画を撮影していたとは。
デジタルなレースと言えば今やZwiftしか思い浮かばないのだが、まさかリアルなコース映像の中でレースが行われるとは思ってもみなかった。
そこで、自分でも体験出来ないものかと調べてみたらRouvyと言ったアプリケーション上で行われたレースだと判明。
14日間は無料で楽しめるらしいので早速ダウンロードしてみる事に。
対応するOSとディバイス
リアルなルートが走れるルービー ARはMac、Apple TV、Windows、iOS、AndroidとZwiftと同じディバイス環境で使える様だ。
自分はMacにANT+のUSBドングルを使っているので、迷わずマック用のAPPをダウンロードしたが、USBドングルについてはこちらを参照してほしい。
また、トレーニングモードのルービー・ワークアウトと言うAPPが別にあるが、こちらはMacとApple TVには対応していないので今回はスルーしておく。
セットアップ
アプリのインストールが終わると、まず始めに立ち上がってくるのがユーザープロファイルの設定画面、続いてバイクの種類を選択するのだが無難にロードバイクを選択。
ここまでの設定内容は次の画面でユーザー名が表示されている右側の設定アイコンから変更が可能だ。
ユーザープロファイルの設定が終わると、いよいよライド画面へと進むのだが、左上の選択窓からコースチェンジ画面に移ってもジャパンカップのコースは出てこなかった。
仕方が無いので日本のコースらしい「Arima Hot Springs & Mt.Rokko」とやらを選択してみる、課金すれば古賀志山が登れるのだろうか?
センサーの接続
ライド画面から「START」ボタンを押すとセンサーの検出画面が現れる、左上にBluetoothとANT+のアイコンが表示されているのでバイク側のセンサーを起動する。
とりあえず三本ローラーでも出来そうな雰囲気なのでこのまま進む事にしよう。
ここで、こそっとした話
4iiiiのパワーメーターを探すと二種類の電波が検出されるのだが、同じパワメのBluetoothとANT+なので必ずANT+の方を選択しておこう。
何故ならば、Bluetoothだとパワメのケイデンスが認識されないからだ。
4iiiiのパワメはZwiftでも同じ症状があり、こちらはBluetoothでもANT+でもケイデンスが表示されないので追加でケイデンスセンサーが必要となってしまうのだった。
バーチャルライド
スタートボタンを押すとライド画面に変わるのだが想像していたリアルな画面とはちと違う、まるでグーグルマップの様な地図にコースラインが表示されている。
走り出せばリアル画像に切り替わるのかと思いきや、黄色いラインの上を移動しているだけでちっとも面白く無い。
一度バイクを降りてアイコンをポチポチしてみると、如何やらビデオアイコンをクリックするとリアルなライド画面になる様だ。
おっ、これは素晴らしい、臨場感のある景色の中を進んで行くのでワクワクしてしまうではないか。
ジャパンカップのコースでは無くとも、楽しめそうな予感がするぞ!
14日間ね...
ライドを終了するには右上の三本アイコンから「End Ride」「End Traning」「Finish」とクリックしてスタート画面に戻る。
アプリを終了するにはスタート画面右上の三本アイコンから「Exit」をクリックすると終了となった。
アプリケーションの感想
知らない街を旅感覚でライド出来るなんて非常に楽しみなアプリだと感心した、スマートローラーをお持ちの方は是非試して欲しいと思う。
---------- 追記 ----------
令和2年10月31日(土)12時スタートで赤城山ARヒルクライムが開催される模様。
無料で誰でも参加できるので、スマートトレナーをお持ちの方は是非。
---------- 以上 ----------
また、自分の様に三本ローラー派でも画面を見ているだけで非常に楽しい。
今後、コンテンツが充実しロケーション数が増えれば期待の持てるアプリケーションに育つのではと感じた次第。
こぼれ話し
バーチャルライドって絶対に落車しないから安全と言われていますが。
実際のジャパンカップ・サイクルロードレースでは大会の前日に枯れ葉を掃いて路面を高圧洗浄機で清掃し、危険なコーナーにはマットが設置されて安全性を確保していました。
観覧禁止区域なので一般の方は知らないと思いますが...
今回のデジタルジャパンカップのコースは何の手入れもされていないごく日常の映像で、実際にレースをする様な状態では無いのは見ての通り。
もし、興味本意で古賀志林道を走りに来られる方がいましたら、決して下りでは無茶をしないでください。
林道は登山者やランニングの方も多く、対向で上ってくるロディーさんも沢山います。
事故のない安全な古賀志山であります様に...