シーラントを使ったチューブレスレディーは半年ほどで点検・補充をした方が良いなどと言った話しを耳にしますが、本当のところはどうなのでしょうか?
CANYONのクロスバイクもチューブレス化して半年になるので、一度その中身を確しかめてみようかなと思い立ったのでした。
まずは、組み付け当時は問題だらけだった後輪から開けてみましょう。
ビート全体にシーラントがゴム化してこびりついている、なんかヤバげな雰囲気。
もしかして、開けてはいけない箱をだったのかも?
タイヤとリムの隙間から見慣れない液体が頻繁に垂れていたのはこんな事になっていたからでしょうか...
そして、シーラントの残量を確認してみると!
えっ、あれだけ吹き出していたにもかかわらず、こんなに残ってるの !!!
半年で空になったなんて話も聞いた事があるのだが、全然減っていない。
それにしてもこの量って、マウンテンバイクかよ...
でっ、タイヤとホイールを水洗いしてはみたものの、ビートに残ったこのシーラントのカスがかなりの厄介者となる。
これだけのカスが残ってしまうと、もはやビートを上げる事は不可能だろと思いつつ大粒なのは取り除いて試してみたところ、案の定コンプレッサーでも無理。
石鹸水をつけてみてもシャボン玉製造機と化して全くビートが上がる気配がない、やはりシーラントのカスは綺麗に取り除かないと駄目な模様...
と言う事で、作業用のゴム手袋をしてシコシコとビートに残ったゴミカスを擦る様にして何とか取り除けました。
と〜っても根気のいる作業です。
シュワルベのチューブレスイージーは工具が無くても脱着が出来るので非常に扱い易いタイヤなのだが、その分ビートに回り込むシーラントが多いのかは謎である。
ちなみに、プロ・ワンのTREもレーゼロ・コンペに工具無しでOKでした。
とりあえずはこれでビート上げには成功したが、メンテナンスの度にこの作業をすると考えたらウンザリしそう。
前輪はポチャポチャとした音が確認出来たので、今回は開けない事にしました。
注入するシーラントは激しいエアー漏れも無い様なのでピッタシと30gで。
今のところタイヤの表面から吹き出す事も無く非常に落ち着いています、一度皮膜を作ってしまうと安定してしまうのか、スタンズのシーラントは最強ですね。
これからは、組み上がったホイール重量を測っておいて目安となるシーラントを注入し、定期計測して軽くなっていたらシーラントを追加する事にします。
もはや、ローテーションなどを考えてはいけません。
トラブったら即クリンチャーでしょうね。
以上、チューブレス化して半年になるシーラントの状態を確かめてみたでした。