雨の音で目覚めた早朝、今日はロードバイクは乗り出せないなと思いつつBianchiのインナーリングの交換作業を始めてみた。
この時、固定ボルトは5mmのアーレンキーを使用した。キャニオンのクロスバイクに搭載されているFC-R3000など現行の10枚以下のグレードはこの重いスチール製のボルトを使っている様だ。
と、交換部品がサクッと用意できたところでアルテグラのクランクに手を掛ける訳だが、実は、ここで思わぬミスを犯していたのだった...
その証拠写真がこれだ。
そう、写真に写っているのは4mmのアーレンキー、なんと固定ボルトを4mmのアーレンキーで外していたのだった。実際、外すには何の違和感もなくすんなりと緩んでくれたのでまだミスには気付いていない。
ボルトの素材がアルミになって軽量化に貢献している様だ。流石はアルテグラグレードと感心しながらも妙な疑問が湧いてきた。
アルミで4mmのアーレンキーだと締め付けトルクは5〜6N.m辺りになるはずだが以前に修理したFC-R3000は12〜14N.m辺りだったはず。
何かがオ・カ・シ・イ?
ここでやっと、SHIMANOサイトよりディラーマニュアルを確認して気が付いた。105以上のグレードになるとクランクの固定ボルトは30番のトルクスになっている様だorz
このまま気付かずに4mmのアーレンキーで締め付け作業を行っていたらと思うとゾッとする。それにしても12N.m以上で締め込まれたアルミのボルトがよくも異形の4mmアーレンキーで緩んだものだ、普通はこの時点でナメてしまうものだが。
外がこんな天気なので実走はしていないが手で回した感じではアウターからインナーは問題なし、インナーからアウターで若干モタつく感じは否めない。これは純正時のFC-RS510よりもモタつくといった感じである。
最も、チェーンのグレードや劣化の影響があるかもしれないので暫くはこのまま様子見と言ったところ。チェーン落ちの様な走行に重大な影響が無ければこのままアップグレードしてしまう事にする。